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"函館の人気グルメのひとつ、塩ラーメン。ラーメンの本場・北海道で、札幌の味噌、旭川の醤油と並んで、函館の塩は三大ラーメンのひとつとして愛されています。函館でラーメンが登場したのは1884(明治17)年。当時の函館の新聞に「南京そば15銭」という広告が載っており、日本最初のラーメンは函館で食べられたのではないかとも言われています。こだわりの麺とスープでしのぎを削る函館市内のラーメン店は、現在約150店。歴史と伝統ある函館塩ラーメンの、人気の秘密を探ってみました。 ◆函館塩ラーメンの神髄、すっきりと透明なスープ 函館の塩ラーメンの美味しさの特徴は、まず何といっても、すっきりと透明なスープにあります。さっぱりとしているうちに、深い旨みが潜んでいて、スープだけ一口、一口味わっていくうちに、飽きることなく最後まで飲み干してしまうという人が多いのもうなずけます。 塩ラーメンの達人、「函館ラーメンえん楽」の吉川さんに話を聞いてみました ※取材はベイエリアで営業していた函館塩ラーメン専門店「えん楽」で。トッピングや麺などは千代台時代とは異なります。また、同店は2024年2月28日に閉店しました。 「昔ながらの塩ラーメンの透き通ったスープを作るには、豚骨や鶏がら、昆布、ほたて貝柱、香味野菜などを入れた寸胴鍋を、にごりを出さないように火加減に細心の注意を払いながら、じっくりと火にかけます」。 時間を惜しまずにていねいにスープをとることで、雑味がなく、複雑な旨みだけが溶け合った、透明感のある函館塩ラーメンができ上がるというわけです。 注文が入るとスープを小鍋に移し、秘伝の塩だれで味つけ。それを丼に移して、麺の茹で上がりを待ちます。 ◆のど越しのいいストレート細麺 函館塩ラーメンのもうひとつの特徴は、麺にあります。あっさりとしたスープとの相性がよく、味がなじみやすいよう、ストレートタイプの細麺が多く使われます。「はるゆたか」など、北海道産小麦を使う店も増えてきているようです。 沸騰したたっぷりのお湯でサッとゆでることにより、なめらかな食感で、喉越しのいい麺に仕上がります。 具のチャーシューも手作り。 店によって乾燥した麩を加えるのも、函館風。スープの旨みが染み込んだ麩の口あたりのよさは、格別です。 スープの味わいを生かすため、具はチャーシュー、長ネギ、メンマ、なるとなどのシンプルさ。青菜やわかめが入ると、色のバランスもよくなります。 吉川さんが「小さい頃に食べた昔ながらの味を再現した」という、函館っ子の懐かしの味のでき上がりです。 ◆おすすめ塩ラーメンが食べられる店 【元町&ベイエリア】 函館麺厨房あじさい 紅店 豊川町12-7 函館ベイ美食倶楽部内 五稜郭の老舗ラーメン店の支店で、飲食複合施設内。 櫻井ラーメン店 櫻井家 末広町5-14 市電「十字街」電停近く。アクロス十字街1階。 【駅前・大門エリア】 滋養軒 松風町7-12 昭和22年(1947年)創業。自家製麺が人気。 鳳蘭 松風町5-13 昭和25年(1950年)創業。JR函館駅近く、グリーンプラザ沿い。 新函館らーめん龍鳳 松風町7-5 大門横丁(屋台村)内 ラーメン屋台の屋号を受け継ぐ。 らーめん&カレー ぱんだ 若松町18-4 JR函館駅から徒歩約5分、柳小路にリニューアルオープン。 【五稜郭エリア】 函館麺厨房あじさい 本店 五稜郭町29-22 特別史跡五稜郭跡近く。 キッチン中華 あじたか 五稜郭町36-7 美術館近くでピカソ、ゴッホなど有名画家シリーズの料理も。 【湯の川エリア】 函館麺や一文字 総本店 湯川町2-1-3 湯の川・熱帯植物園近く、ミシュランガイド北海道2012掲載店。 ブルートレイン 湯川町1-26-22 市電沿線。青色の鉄道貨物車両を店舗に利用。 ラーメンのりんさん 湯川町1-9-13 1948年創業。湯の川温泉近く。 函館元祖 バスラーメン 湯川町2-4-21 090-2873-7173 主に湯の川温泉街で営業。小型バスを改造した移動式店舗。 2013/3/21公開取材協力/吉川寿樹(函館ラーメンえん楽店長) ※内容は2013年時点のものです。"
"せっかくの函館旅行だから、おすすめのスポットは絶対はずしたくない~! そんな皆さんに、函館を庭と心得る「はこぶら記者」がセレクトした30カ所をご紹介します。どれも市電で気軽に行けるところばかり。函館を代表する王道スポットから、意外な感動を呼ぶ穴場スポットまで、あなたのお気に入りの函館と出会えますように!! 【☆☆☆ ここははずせない「王道スポット」】 【1】函館山 市電「十字街」電停下車 徒歩10分(函館山ロープウェイ山麓駅まで) 函館山は太古の火山活動でできた「島」でした。約5000年前に北海道(亀田半島)とつながって、このくびれのような独特の地形に(陸繋島)。ロープウェイで3分、山頂の展望台からは「100万ドルの夜景」が楽しめるほか、昼間も絶景! この眺望は、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で最高評価の三つ星として紹介されています。 ⇒夜景の楽しみかたいろいろ ⇒函館山展望台へのアクセス情報 【2】特別史跡 五稜郭跡 市電「五稜郭公園前」電停下車 徒歩15分 江戸時代末期に完成した国内初の西洋式城郭。当初は幕府の役所として、後に旧幕府軍と新政府軍が戦闘を繰り広げた箱館戦争の舞台として知られています。現在は、春に約1500本のソメイヨシノが彩る桜の名所であり、四季を通じて、隣接する五稜郭タワーからの眺望は心に残る絶景です。中央に復元された箱館奉行所は歴史ファン必見(要入館料)。 ⇒箱館戦争から150年、五稜郭の見どころ案内 ⇒戦いの場として見た、西洋式城郭「五稜郭」の魅力 ⇒函館で楽しむ、漫画「ゴールデンカムイ」の世界 【3】八幡坂 市電「末広町」電停下車 徒歩7分 函館山からの夜景と並んで、函館のビュースポットとして人気の高い八幡坂。かつて坂の上方に函館八幡宮があったとされ、名前の由来となっています。まっすぐに延びる石畳の坂の先に港が広がり、正面には青函連絡船記念館摩周丸の優雅な姿が。2019年から同じふ頭にクルーズ客船が接岸できるようになり、寄港時には2隻の船の並ぶ姿が見られます。 ⇒#みんなの八幡坂 投稿写真ギャラリー 【4】金森赤レンガ倉庫 市電「十字街」電停下車 徒歩5分 ベイエリアに建つ函館の代表的な観光スポット。レンガ造りの倉庫として明治時代の末期に建築され、1988年に全面リニューアル後、ショッピングモール、ビアホール、イベントホールなどとして営業しています。特に函館ビヤホールやガラスショップの函館浪漫館の入るヒストリープラザでは、建築当時の高い天井と立派なひのきの柱で歴史を実感。 【5】旧函館区公会堂 市電 「末広町」電停 下車 徒歩7分 函館山の中腹に建つ旧函館区公会堂が、2021年4月にリニューアルオープンしました。明治末期に建てられ、ハイカラ文化を今に伝える重要文化財。建築当時を再現した黄色とブルーグレイの美しい外観に加えて、館内は展示も充実(要入館料)。2階の大広間の豪華な空間と、バルコニーからの眺めは必見です。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」には、二つ星として掲載されています。 ⇒明治のハイカラ文化を満喫、旧函館区公会堂徹底ガイド 【6】元町教会群 市電「十字街」電停下車 徒歩10分 日本の道百選に選ばれた大三坂を上がった元町の高台には、3つの教会が建ち並んでいます。日本初のロシア正教会である函館ハリストス正教会、格調高いゴシック様式の尖塔が特徴のカトリック元町教会や、白壁に刻まれた十字架が印象的な函館聖ヨハネ教会。建造物の美しさとともに、朝夕には鐘の音が聞こえるなど、界隈の散策がおすすめです。 ⇒函館山のふもとに響く、教会の鐘を聴きたい 【7】函館朝市 市電「函館駅前」電停下車 徒歩4分 約250の店が軒を連ねる函館朝市は、海産物をはじめ、野菜、果物、お菓子、珍味など、函館の多彩な味覚が集まる巨大市場。JR函館駅から徒歩1分の場所にあり、市場のほかにどんぶり横丁市場などの飲食店も充実、自分で釣ったイカをその場で食べられる活いか釣堀もあり、函館旅行には外せない観光スポットです。 ⇒函館に来たら、やっぱり朝市の海鮮丼! 【8】湯の川温泉市電「湯の川温泉」電停下車 かつて「函館の奥座敷」と呼ばれた湯の川温泉は、北海道内有数の由緒ある名湯のひとつ。ホテル・旅館のなかには日帰り入浴ができるところがあり、気軽に温泉を楽しめます。また、市電「湯の川温泉」電停前にある足湯の湯巡り舞台は、地元住民も観光客も共に憩う場所として広く利用されています。 ⇒お湯と歴史と庶民の味、湯の川温泉の楽しみ方 【☆☆ 時間があったらぜひ訪ねてほしい「おすすめスポット」】 【9】元町公園 市電「末広町」電停下車 徒歩5分 街歩きの休憩地点となる公園。最上部は函館港を一望できる絶好のポジションとなっています。このあたりには江戸時代に長く箱館奉行所(役所)が置かれていて、園内には旧北海道庁函館支庁庁舎や旧開拓使函館支庁書籍庫もあり、函館の歴史が凝縮されている場所。上方には、道をはさんで重要文化財の旧函館区公会堂もあります。 【10】函館市旧イギリス領事館(開港記念館) 市電「末広町」電停下車 徒歩5分 大正時代初期に建てられ、昭和9年までイギリス領事館として使用されていた建物。平成に入って復元後、開港記念館として一般開放されました。函館の開港にまつわる体験型展示を楽しむほか(要入館料)、館内のティールームヴィクトリアンローズや英国雑貨のクィーンズメモリーで時間をすごしたり、初夏にはバラが見事な英国式ガーデンを散策したりできます。 【11】市立函館博物館郷土資料館 市電「末広町」電停下車 徒歩1分 明治初期に建てられた「旧金森洋物店」を改修し、資料館として公開。大火をくぐり抜けて今に残る和洋折衷の防火煉瓦造りで、明治時代の函館を今に伝えています。北海道指定有形文化財指定。館内ではハイカラさんに扮したガイドスタッフが、当時の商店や雑貨についてていねいに説明してくれます(要入館料)。 【12】函館市北方民族資料館 市電「末広町」電停下車 徒歩1分 大正末期に建てられた旧日本銀行函館支店の建物を活用した資料館で、アイヌ民族や北方民族の衣装、生活用品を展示しています。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で一つ星として掲載。アイヌ民族の伝統的な楽器であるムックリ(口琴)の製作・演奏や、アイヌ民族やウイルタ民族の伝統的文様の切り紙細工といった体験講座も実施(要入館料)。 【13】東本願寺函館別院 市電「十字街」電停下車 徒歩8分 明治末期の大火後に起工され、防災に備えた市街地整備の象徴となった日本初の鉄筋コンクリート造りの寺院。大正初期に完成。二十間坂沿いにあって、黒光りする3万3千枚の瓦の存在は圧巻。木彫のように繊細な造りの柱や軒下の装飾も見事です。国の重要文化財に指定されています。境内の散策、参拝自由。 ※2022(令和4)年12月から2028(令和10)年12月まで保存修理工事中 ⇒日本最初のコンクリート製寺院「東本願寺函館別院」 【14】函館公園 市電「青柳町」電停下車 徒歩3分 明治12年に開園した、日本で最も早く作られた都市公園のひとつ。函館山のふもとに位置する園内には、噴水広場、博物館、ミニ遊園地のこどものくに、動物飼育施設などがあり、歴史的な建造物や碑も多くあります。現存する日本最古の観覧車が見もの(国の登録有形文化財)。ゆっくりと散策したり、家族連れで楽しむのにおすすめです。 ⇒ミニ遊園地に動物園、子供と楽しむ函館公園 【15】旧相馬家住宅 市電「末広町」電停下車 徒歩5分 明治末期、函館の発展に貢献した豪商相馬哲平の私邸として建築されたもの。延床面積680平方メートル、質素ながら上質な建材で造られた函館を代表する民間建築で、国の重要文化財に指定されています。ボランティアガイド、または音声ガイド機による案内で、内部の見学が可能(要入館料)。 ⇒函館大火の爪跡が残る、旧相馬家住宅「大火資料室」 【16】高龍寺 市電「函館どつく前」電停下車 徒歩10分 函館山のふもとにたたずむ、曹洞宗の寺。函館に現存する最古の寺院であり、現在の総ケヤキ造りの本堂は明治32年の建築。東北以北最大とされる山門は明治44年に完成しました。本堂、山門、鐘楼、金毘羅堂などは、国登録有形文化財に指定されています。山門のひさしに施された龍や獅子、鳳凰などの精緻な彫刻は必見。 ⇒和の伝統建築の華、高龍寺のご案内 【17】函館市青函連絡船記念館 摩周丸 市電「函館駅前」電停下車 徒歩5分 函館と青森を結ぶ青函連絡船として就航していた「摩周丸」を利用した博物館船。JR函館駅、函館朝市の近くに係留されており、船内の操舵室、無線通信室などは現役当時のままの形で見学できます(要入館料)。元乗務員が館内を案内するガイドツアーも人気があります。デッキから眺める函館港や函館山は、操業当時を彷彿とさせる函館らしい風景です。 ⇒タモリさんが訪ねた、こだわりの函館【1】青函連絡船記念館摩周丸 【18】函館市熱帯植物園 市電「湯の川」電停下車 徒歩15分 屋外のサル山で、12月から5月の大型連休までの期間限定、温泉につかるサルのかわいらしい姿が見られます。湯の川温泉ならではののんびりした光景が大人気。また、ガラス張りのさんさんと日差しが降りそそぐ温室には、約300種、3000本の熱帯植物が植えられており、冬でも暖かく過ごすことができます。園内には足湯もあり(要入園料)。 ⇒湯の川・熱帯植物園の「サル山温泉」物語 【19】立待岬 市電「谷地頭」電停下車 徒歩15分 函館山の南東端に位置する立待岬は、海に突き出る形で海抜約30メートルの断崖がそそり立つ景勝地。津軽海峡を一望できて、晴れた日には対岸の青森県下北半島・津軽半島まで望めます。市電2番の終点「谷地頭」電停から、長い坂道を上りきると、夏にはハマナスの花の咲く公園があり、岬には遊歩道がめぐらされています。 【20】外国人墓地 市電「函館どつく前」電停下車 徒歩15分 函館山の北東部、前出の立待岬とは真逆に位置する外国人墓地。江戸時代末期にペリーが来航した際、死亡した水夫2人を埋葬したのが始まりとされています。漁船や貨物船などが航行する函館湾を一望できる高台にあり、ロシア人墓地、プロテスタント墓地、中国人墓地など、異国情緒豊かな墓所と合わせて、絶景が広がるビューポイントです。 ⇒開港と交流の歴史を偲ぶ、外国人墓地散策 【21】谷地頭温泉 市電「谷地頭」電停下車 徒歩5分 函館山のふもとにある地元密着の温泉施設。浴場内は天井が高く開放感があり、露天風呂は特別史跡五稜郭跡をかたどった星形の浴槽で、人気を集めています。温泉は源泉掛け流しで、鉄分を含んでいるため茶褐色なのが特徴。1階には休憩所があり、入浴後にのんびりとくつろげます。温泉は朝6時から営業(要入浴料)。 ⇒地元密着なごみの湯、谷地頭温泉の楽しみ方 【☆ 本当は教えたくないけど教えたい「穴場スポット」】 【22】函館八幡宮 市電「谷地頭」電停下車 徒歩8分 開拓、航海、漁業の守り神とされ、市民から「八幡さん」の愛称で親しまれています。大正時代に完成した現在の社殿は、聖帝八棟造りといわれる威厳のあるたたずまい。ゆるやかな曲線を描く堂々とした屋根の造りは見事です。函館山のふもとの豊かな自然に囲まれ、閑静な環境で心落ち着けて参拝できます。 ⇒函館総鎮守、歴史ある函館八幡宮を訪ねる 【23】碧血碑 市電「谷地頭」電停下車 徒歩15分 箱館戦争での旧幕府軍の戦没者(約800名)を供養するために、函館山のふもとの函館八幡宮近くに建立された碑。碧血とは「義に殉じて流した武人の血は3年たつと碧色になる」という中国故事によるもの。函館山の緑に包まれて、歴史上のできごとに思いをはせることができます。 ⇒箱館戦争ゆかりの地、碧血碑前で慰霊祭 【24】ふれあいイカ広場 市電「函館駅前」電停下車 徒歩8分 青函連絡船記念館摩周丸が係留されている若松ふ頭にある広場。函館市の魚・いかをモチーフにしたモニュメントがあり、港ごしに函館山とふもとの街並みを望むことができます。ベンチも完備、函館で静かに海を感じられる場所として、知る人ぞ知るおすすめスポットです。JR函館駅から歩いて5分ほど、列車の待ち時間にも出かけられます。 【25】緑の島 市電「大町」電停下車 徒歩3分 赤レンガ倉庫のあるベイエリアからほど近いところにある人工の島。函館出身バンドのGLAYが野外コンサートを2回行っていることで人気に。外周の散策路からは、函館山や西部地区の街並み、赤レンガ倉庫、摩周丸、函館どつくなどを見渡すことができます。また、晴れた日には駒ケ岳など美しい山並みが望めるビュースポットです。 ⇒GLAYライブの会場、函館・緑の島をご案内 【26】函館漁港 市電「函館どつく前」電停下車 徒歩4分 函館山の北側のふもと、函館どつくの裏手にある漁港。いか釣り船などが係留されています。江戸末期には箱館港の防衛拠点として「弁天台場」が築かれていましたが、港湾改良工事で解体され、石材の一部は漁港の石積防波堤に用いられています。映画「糸」のロケ地としてスクリーンに登場しました。 ⇒菅田将暉・小松菜奈W主演「糸」、函館ロケ地ガイド 【27】大森浜 市電「松風町」電停下車 徒歩8分 函館山から東へのびる、津軽海峡に面した海岸。かつて、付近一帯には砂山が広がっていて、砂の盛り上がる「大盛り」から名づけられました。啄木小公園あたりのほか、市電で行くなら大森稲荷神社付近がおすすめ。砂浜を散策しながら、函館山や湯の川温泉街などを望むことができます。 【28】函館市地域交流まちづくりセンター 市電「十字街」電停下車 徒歩2分 大正末期築の旧丸井今井百貨店函館支店の建物で、現在は地域の交流施設として活用されています。パンフレットの配布や観光情報の提供サービスなども重宝。館内には東北以北最古のエレベーターがあり、施設スタッフに見学を申し出ると、スタッフの手動操作で最上階まで一緒に乗ることができます。 ⇒東北以北最古のエレベーター 【29】駒場車庫 市電「駒場車庫前」電停下車 徒歩すぐ 函館市電の運行拠点。歩道から車庫内が眺められるほか、車両が一般道へ出入りするのも頻繁に見ることができます。併設されている乗車券売り場では、路面電車カレンダー(期間限定)、ハイカラ號やらっくる号のダイキャストカー、箱館ハイカラ號サブレなど、函館市電関連グッズを販売。 ⇒市電ファン興奮!駒場車庫ガイド 【30】はこだてみらい館、はこだてキッズプラザ 市電「函館駅前」電停下車 徒歩1分 函館駅前にあるランドマークビル「キラリス函館」内の「はこだてみらい館」は、巨大なLEDディスプレイや360度シアターなど、様々なコンテンツを通して楽しく科学を体験できる屋内型施設。「はこだてキッズプラザ」は、全天候型の屋内公園。全身を使う遊具や小さな子どもが遊べる玩具がそろっていて、子どもたちに人気があります。(要入館料) ⇒キラリス函館「はこだてみらい館」で不思議体験 函館を心ゆくまでお楽しみください! ※2019/4/30公開"
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"「函館で食べたいものは?」という質問に対して、圧倒的に多い答えが「海鮮丼!」。函館に来たら、あふれんばかりに新鮮なネタののった海鮮丼を一度は食べてみたいというのが、みんなの夢、あこがれですよね。函館朝市には魅力的な海鮮丼がいろいろ。さあ、魅惑の「函館海鮮丼ワールド」にご案内しましょう! ◆海鮮丼といえば、まずは函館朝市 JR函館駅西口から徒歩1分。函館空港からは、JR函館駅行きのシャトルバスで約20分。バツグンのアクセスのを誇るのが、食のワンダーランド「函館朝市」です。朝市というだけに、夏には朝の5時や6時からオープンしている店もあるので、函館に着いたら、まず朝ごはんを食べに朝市に行くというかたも多いでしょう。 なかでも特に人気の食事スポットは、海鮮丼を提供する食堂20店ほどが軒を並べる、その名も「函館朝市どんぶり横丁市場」。どんな天候でも屋内でじっくりと店を選ぶことができると好評のほか、無料の休憩スペースもあり、団体旅行などの待ち合わせにも重宝です。 ショーウィンドウを飾る各店自慢のメニューは圧巻! 食欲をそそり、どの店の、どの丼にしようか、何度も通路を往復してしまうこと必至です。 ◆函館の海鮮丼の始まりは、昭和の終わりごろ 今では北海道や東北地方などを中心に、広く食べられている海鮮丼。器にどんぶり鉢を使った海鮮ちらし寿司の一種です。秋田県の男鹿半島で「発祥の地」とうたっている店もあるようですが、全国で同時発生的に始まったのではないかと考えられています。 「函館朝市の海鮮丼は、うちが最初です」という話が聞けたのは、元祖巴丼が人気の海鮮丼専門店「きくよ食堂」。昭和31年創業、焼き魚、煮魚、刺身の定食をメインにしていましたが、昭和の終わりごろ、海鮮丼をメニューに加えたそう。青函トンネルの開通や、当時の景気のよさもあって、朝市の観光客がどっと増え、食堂は大行列。他の食堂も海鮮丼を提供するようになり、現在の「函館朝市名物 海鮮丼」が定着したということです。 ◆おいしさの秘密は、自信を持って仕入れる新鮮なネタ 朝市の店がそろって強調するのが、「新鮮なネタに自信があるので、春夏秋冬、いつでも函館朝市の海鮮丼を食べにきてほしい」ということ。函館は、三方を海に囲まれた恵まれた環境。「スルメイカ(真イカ)は6~12月、ヤリイカは1~5月と、イカに関しては時期が決まっていますが、ホタテもイクラもカニも、常に『おいしい』と思えるものを仕入れ、注文を受けたら手早く調理し、提供しています」と店主の皆さんは語ります。 「海鮮丼は、ネタが命。自分たちが『おいしい』と思うものしか提供したくないから、食材を見る目はおのずと厳しくなるよ」。自信を持って仕入れたものだけが海鮮丼に。それが、函館朝市の海鮮丼なのです。 海鮮丼に欠かせない「イクラ」は、各店それぞれ自慢の味つけを競い合っており、調味料の配合は企業秘密。「全国各地の醤油の中から、いちばん合うものをチョイスした」と力を込める店もあります。 「以前、雑誌に『函館朝市のウニは7月』って掲載されて、クレームつけたことがあるんだよ」と語ったのは、函館朝市協同組合連合会理事長を務める井上さん。「確かに、ウニがいちばん多く市場に出回るのは7月だけど、こんな風に紹介されたら、まるで7月しか食べられないみたいじゃない?」とのこと。いつでも上質なウニを調達できている自信がうかがえるエピソードです。 それでも唯一、いくら努力しても品薄気味になるのが「10月のウニ」だそう。おいしいウニ丼を食べたいかたは、覚えておくといいかもしれません。 ◆海鮮丼を彩る、おなじみのネタをご紹介! 海鮮丼のネタは店によってさまざま。イクラの赤、ホタテやイカの白、ウニのオレンジなど、コントラストが食欲をそそります。錦糸卵、刻み海苔、大葉でアクセントをつける店や、イカの足や、数の子をのせる店も。好みのネタをチョイスできる場合もあります。 海鮮丼を食べるときは、ネタにお好みでわさびと醤油をつけます。丼のネタの上から、わさびを溶いた醤油をかけてもオーケー。いくらは、おいしさを引き出すようにあらかじめ調味済みですので、そのままどうぞ。イクラを食べやすくするため、スプーンを添える店もあります。 それでは、おなじみのネタを盛り合わせた夢の「はこぶらスペシャル丼」で、人気のネタの特徴をご紹介しましょう(中央から「の」の字の順で)。 ウニ 口の中で磯の風味と甘みが広がる。とろける食感がたまらない イクラ 各店が独自の味つけで競い合う。アツアツのご飯と一緒にほおばって サケ いくらと合わせれば海鮮親子丼に。小さい子どもにも人気 イカ 函館を代表する味。撮影時はスルメイカ(真イカ)。冬~春はヤリイカ エビ 甘えび、ぼたんえびなど、時期によっていろいろ。甘みと食感を味わって カニ タラバガニ、ズワイガニ、棒肉、ほぐし身ななど、店によって異なる ホタテ 新鮮でプリプリとした肉厚の身が大人気。甘みがわさび醤油とマッチ ホッキ 撮影時はボイルしたもの。近海産の活ほっきも密かな人気 ◆函館朝市、海鮮丼自慢の店 山三 道下商店ウニ・イクラ・あわび丼 きくよ食堂 本店元祖函館巴丼 一花亭 たびじ活いか踊り丼 えきに市場 二番館海鮮五目丼(500円丼) 味の一番真いかのぶっかけ丼 朝市食堂 函館ぶっかけ大名盛 活いかの道乃家ウニ・イクラ・あわび丼 函館朝市 いくら亭函館丼 朝市の味処 茶夢五色丼 海鮮味処 すずや食堂土方丼 うにむらかみ 函館本店無添加生うに丼 海鮮料理と釜めし あらき海鮮釜めし 函館朝市へ車で来店の方は、朝市専用駐車場(2カ所、約350台)の利用を。 朝市協同組合連合会推奨店での飲食、買い物2200円以上で1時間無料のサービス券を利用可。 推奨店は約150店舗あり。「どんぶり横丁」は全店推奨店です。 函館朝市MAP 2011/7/4公開 関連記事 函館朝市 見て、食べて、買って、体験して。函館の市場の楽しみ方"
"「身が透き通っている」「今まで食べたことがある食感と全然違う」「コリコリしている」......。函館を訪れた人が、いかの刺し身を食べた際に思わず発する言葉です。 生け簀をもつ飲食店で提供するいかは、身だけでなく、ゴロ(肝臓)も一緒に出してくれることが多く、濃厚な旨みにびっくりするはず。また、足も皿に盛りつけてくれる店では、表面の色素が微妙に変化する様子がよくわかります。口に含むと吸盤が舌につく、いわゆる「踊り食い」を楽しめるのは、獲れたての新鮮な食材であることの証です。 例年6月1日には、みなみ北海道海域のスルメイカ(真いか)漁が解禁となり、シーズン中は漁船の灯す漁火(いさりび)が海上に浮かんで、夜景を幻想的に彩ります。近年は全国的にいかの水揚げが不安定といわれていますが、函館といえばやはりいか! 地元の代表的な海の幸、いかの魅力をお伝えしましょう。 (はこだて自由市場のいか専門店・富田鮮魚店、過去シーズンの漁解禁日の店先) ◆いか釣り漁の歴史 (函館山展望台の漁火広場からの風景) 函館近海でのいか釣り漁が本格的に始まったのは、明治初期。いか漁発祥の地とされる佐渡の漁師が、出稼ぎのため函館へ来た際、漁具や漁法を持ち込み、函館の地元漁民に広く伝えました。集魚灯の漁火は当初、船上でかがり火を焚いていたようで、漁群が沖合に移動した秋の時期のみに用いていました。 現在、大半を占めるのは9.9トンの中型船(船長約14メートル)で約40個の電球が備えられ、その明るさは120キロワット以内と、船体規模によって光力制限されています。とはいえ、月夜の下、海上に浮かぶ漁火は幻想的。函館の前浜がいか釣り船で埋め尽くされる頃には、本格的な夏の到来を市民に告げるだけでなく、函館山展望台を訪れたり、海に面した露天風呂を利用する観光客の目を楽しませてくれます。 (豊川ふ頭に待機するいか釣り漁船) 現在の漁法は疑似餌を使った一本釣りのほか、定置網や刺し網によるもの。1955(昭和30)年頃までは、二股の竿のような「トンボ」や「ハネゴ」と呼ばれる特殊な漁具などを使用し、ドラム形の手動式釣り上げ機を経て、機械化されました。 漁火を造形する電灯も、水銀灯から白熱灯、ハロゲン灯・放電灯へと変わり、近年ではLED(発光ダイオード)の実用化に向けて一部で導入が始まりました。 また、より効率的な漁獲を目指して、北海道の試験研究機関・道立工業技術センターを中心とした産学官連携による研究開発が進行中。船体の揺れ、海流の強弱によっていか釣り機の回転数をコントロールする制御システムや、釣り鐘形状のオモリのほか、鮮度保持の酸素パックなどが商品化されています。 ◆函館が「いかの街」と言われる理由 (捕れたての真いか。透明な体に色素がくっきり) いかの好漁場として函館近海が栄えたのには、真いかの回遊するルートが関係しています。 日本周辺に生息する真いかは、東シナ海から西日本海付近で季節ごとに産卵、発生すると推定されます。このうち、9~11月の秋生まれ群は対馬暖流に乗って日本海を、また12~3月の冬生まれ群は黒潮に乗って太平洋をそれぞれ北上。秋生まれ群は5月下旬~6月初旬頃に松前沖から津軽海峡に進路をとり、冬生まれ群は6月下旬~7月頃に恵山沖の津軽海峡に来遊します。 (函館市水産物地方卸売市場でセリにかけられる真いか) 1年魚の真いかは動物プランクトン、小魚などの餌と生存に適した水温を求めて北上し、オホーツク海、宗谷海峡付近に達した後に折り返し、産卵のため南下するときに、再び津軽海峡を通過します。そのため、漁期は6月~翌1月と他地域に比べて長め。山陰や北陸、東北地方に真いかを水揚げする港町は多くあれど、日本海と太平洋につながる津軽海峡は、両海洋を回遊する真いかが交わる資源豊富な漁場といえるでしょう。 近年は海水温の変化の影響などからか、全国的に真いかの不漁が続いていますが、原因はよくわかっていないそうです。2020年も6月に漁が始まり、5月の漁獲調査では前年を上回る水揚げが期待できそうとのこと。ともあれ、今シーズンも美味しいいかで多くのかたの笑顔が見られるといいですね。 新鮮さを身上とする函館のいかを支えるのは、漁船に設けられた生け簀。漁獲したばかりの真いかは、船上で氷入りの発泡スチロールや木箱などに詰められるほか、生け簀に入れたまま漁港に運ばれるものは「活いか」として流通するため、透き通った身でコリコリとした食感が身上の鮮度が保たれるわけです。 ◆「朝からいかの刺し身」のぜいたく (食堂のいか刺し定食) 1989(平成元)年8月、函館市の魚に制定された真いかは、地元市民にとって身近な存在。獲れたてのいかを積んだトラックから、毎朝のようにスピーカーを通して「イガ~、イガ~(イカがなまった表現)」と売り込む声が町中にこだまする地域もあります。 朝の食卓ではさっそくいかの刺し身が並び、生姜醤油で口にするのが函館流。このほか、塩ゆでにしたジャガイモにいかの塩辛をのせたり、駅弁としても有名ないか飯、酒のつまみとして重宝される裂きいかなど、食べ方のバリエーションも豊富です。 愛着を抱くという観点から言えば、市民によって制作された「いか踊り」は、夏の一大イベント「函館港まつり」や盆踊りなどの場で踊られ、音楽を耳にすると自然に体が動いてしまうという人が多いもの。覚えやすい振りつけのため、それまで知らなかった人も容易に覚えられ、市民ともども乱舞するほどです。 開花したサクラが散り、ふと周囲の山々に目を向けるとすっかり新緑に包まれて、夏を迎える準備が整う頃。漁の解禁をいまや遅しと待ち焦がれるいか釣り漁船は、出港に向けて船体の整備や点検に余念がありません。 松前沖から徐々に漁場を東へ移し、函館前浜で光り輝く漁火は夏の風物詩となり、海の恵みである真いかは地元住民、観光客のもとに届けられます。夏場は小型ならではの軽快な歯ごたえ、冬場は身の厚い食感と、季節によって異なる味覚を堪能できるため、バラエティーに富んだ調理法と相まって、胃袋を飽きさせることはないでしょう。 ◆函館のいかが満喫できる飲食店 6月からは、新鮮な真いかが味わえる季節。高級な店でなくても、居酒屋や街なかの和食の店でピチピチのいか料理が食べられます。 ●豊富ないか料理をメインメニューに掲げる居酒屋「活魚料理 いか清」(五稜郭エリア) ●五稜郭タワーに入っている手軽な会席料理「四季海鮮 旬花」(五稜郭エリア) ●五稜郭「いか清」の姉妹店。多彩ないか料理「いか清 大門」(駅前エリア) ●屋台村・大門横丁で味わういか料理「北の台所 ヤマタイチ」(駅前エリア) ●鮮度抜群、ゴロつきの活〆真いか刺しを賞味「炉ばた大謀」(駅前エリア) ●庶民が愛する海鮮料理の老舗「魚河岸酒場 魚一心」(駅前エリア) ●魚を知り尽くした元漁師の味「海鮮居酒屋ヤン衆漁場 二代目昌栄丸」(駅前エリア) ●朝から夜まで営業の水産会社直営食堂「函館まるかつ水産 いかいか亭」(ベイエリア) ◆自分で釣って、その場で食べる活いか釣堀も人気 函館朝市の人気アトラクション、「活いか釣堀」でのいか釣り体験。水槽で泳ぐいかを釣り針に引っかけて釣り上げ、すぐに職人さんにさばいてもらって、ピチピチが食べられることで大人気です。料金はその日の漁の具合で変わりますが、調理代込みで1ぱい600円くらいから。⇒活いか釣堀(函館朝市イカ釣り体験) 2011/4/11公開 関連記事 函館いか祭り 函館自慢の海鮮珍味、いかの塩辛大特集"